大原松露饅頭について

<松露饅頭の由来>
佐賀県の唐津。大陸の文化と日本を結ぶ交易の門戸として栄えた港町。
豊臣秀吉が、朝鮮出兵(文禄の役)後、高麗から陶器と一緒に渡ってきた文化の中に焼饅頭がありました。
その後、江戸後期になり当家の先祖、阿わび屋惣兵衛が焼饅頭に創意工夫をこらし、時の藩主小笠原侯に献上したところ、当地の虹の松原(日本三大松原のひとつ)に、四、五月頃、松の根元の砂から自生する、球状の松露(キノコの一種)のコロコロとつぶらな姿に似ていることから「松露饅頭」とつけられました。
手焼きならではの風雅な趣きと心なごむまろやかな味わいが、昔も今も喜ばれております。

焼き饅頭は、各家庭で伝承されてきましたが、蒸し饅頭や牡丹餅などと比べると難しく次第にすたれていったようです。
初代 惣兵衛の妻カツ子が、松露饅頭つくりを内職として始めたが、すぐに評判をとり本業としました。
西暦1850年頃から購買力が上がり、砂糖が流通し、お菓子というものが広まっていきました。

銅板で一つ一つ丹念に焼き上げる丸い松露饅頭は唐津を代表する饅頭です。あっさりした味のこしあんを薄いカステラ生地に包んで焼き上げています。この「手作りのおいしさ」をぜひご堪能ください。